【私の考えるスタッフの存在意義】
平素より京都産業大学体育会男子ラクロス部Vigorousの活動にご支援、ご声援を頂いております保護者の皆様、OBOGの皆様、並びにラクロス関係者の皆様、関わって下さる全ての皆様、いつもありがとうございます。
主務として大学関係者の方々と関わらせて頂くこと、保護者LINEやOB LINEの担当をさせていただいていることもあり、日々皆様のご支援、ご声援を身近に感じることができており、とても嬉しいです。皆様いつも本当にありがとうございます!
改めまして、2025年度スタッフリーダーを務めます新4回生TRの江﨑彩加と申します。よろしくお願いします!
このブログを書くにあたって過去3年間を振り返ってみると、辛いこと、苦しいことの方が多かったなと思います。
その中でも3年生の1年間が1番苦しくて、トレーナーでいる自分が本当に嫌いでした。選手の体に触れることが怖くて、、何も出来ない自分が、トレーナーとして、スタッフとして存在する意味がわからなくなりました。茶屋が嫌いになったし、ずっと逃げ出したくて、辞めたかったです。マッサージもテーピングも、選手の体に触れることは全部怖かった。私のせいで選手がフィールドに立てなくなったらどうしよう、ないことを考えて萎縮する日々が2年半も続いてしまい、とりあえずやってみよう!ができない。これが私の弱さだと感じていました。人間なかなか変われない。でも変わりたかった。だからたくさん考えて、ラクロスとトレーナー業を心から好きになれるまで死ぬ気で努力する。もしそれでも変われなかったら辞めてやる、そう決めた時が私の分岐点でした。だから、変われるか変われないか、やるかやらないかは本当に自分次第だなって思います。あの時勇気を出して周りを頼って、とにかく数をこなして、それを継続して。めげずにラクロスと、自分自身と向き合い続けて、本当によかったと思っています。今では、そんな苦しい時期を乗り越えてくれた過去の自分に尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。
苦しかった出来事を振り返ってしまいましたが、多くの方々に支えてもらい、もちろん楽しさややりがいを感じているからこそ、ここまで続けてこれました。入部当初から私にTRの楽しさややりがいを教えてくれたことねさん、まひろさん、本当のお姉ちゃんみたいな存在でお互いなんでも言い合えた彩乃さん、いつも話を聞いてくれたあおいさん、ぶつかり合っても私と向き合い続けてくれたあやねさん、もちろんここには書ききれませんが、本当に多くの方に育ててもらったなと感じています。
たまに怒られて、いっぱい褒められて、色んな方に育ててもらって、今の私がいます。あやねさんやあおいさんにネガティブすぎる!!もっと自信持って!と言われ続けた3年間でした。
自信を持つことってすごく大切で、でも難しくて。自信が持てるまで努力し続ける他ないな〜って今改めて思います。
さて、振り返りはこの辺にして、今年度の話をしたいと思います。
スタッフ少なくなって大変やな〜とかよく言われますが、こんな時期にリーダーになるなんて、、とか微塵も思っていなくて、むしろ今までのスタッフ組織の当たり前や常識が通用しなくなった今、京産男子ラクロス部のスタッフの歴史において、歴史的な瞬間に立ち会えていること、おもしろいなーーと日々感じています。私はある意味、今のスタッフ組織はチャンスだと思っています。今が良くも悪くも変わる時、変わるべき時、変えられる時です。
6人の頼もしい4回生スタッフが引退し、残された後輩は4回生スタッフの半分ほどの人数です。この状況に対して思うことは、人数が少ないから何?くらいです。少なかったらできないのかって言われても、やるしかないよな〜としか思いません。やるべきことは変わらない。やり方を従来と変える、ただそれだけ。
“スタッフ”ってなんのためにいるの?なにがやりがいなの?モチベの維持が難しい、、というのはありがちな悩みだとは思いますが、私の中での答えを1つ言うならば、“質”です。
試合も練習も、スタッフがいなくても選手がいれば成り立ちます。でも、選手がいなければ成り立ちません。これがスタッフの全てだと思います。でもそこにやりがいやモチベーション、自分自身の居場所や存在意義を見つける。そう簡単なことじゃない、本当に難しい。
だからこそ私は、スタッフとしての経験はとても価値のあるものだと思っています。
正直、スタッフがいなくても、選手がタイマーを持って、ビデオは三脚でテーピングは自分で巻いて練習すればなんとかなると思います。
ただ、スタッフがいてくれたら、練習準備もメニュー進行もザバの補充も任せられる。
でもそれだけではなくて、スタッフ業務は目に見えないこと、名前のないことも本当にたくさんあります。どれだけ広い視野でグランドを見て動けるか、選手1人1人に目を向けられるか、チームを客観視できるか。先の先まで考えて動く。それがスタッフの力であり、チームの底力なんじゃないかなって思ったりします。
だから、、、タイマー、ビデオ、アップダウンのように目に見える業務だけじゃなくて。本当の意味で、スタッフがいれば選手の日々の練習の“質”とチーム力は向上するんじゃないかなーと思います。
スタッフの成長過程で選手に迷惑をかけることもあると思うし、それもスタッフにとって、時にはチームにとって必要なことだと思います。でもスタッフが選手のプレーやメンタルに悪影響を与え続けることは良くないことじゃないかなって思います。前述した通り、スタッフがいなくても選手がいれば練習も試合も成り立つ。それでもチームにスタッフが存在する意味。必要とされる意味。一人一人プライドと責任感、自覚と自信を持つべきだと思っています。私たちは得点に直接関与することはできないけれど、得点に関与する選手を直接サポートすることはできるからです。私たちもチームの一員、主人公です。
チームに必要とされるということは簡単なことではないし、チームから信頼を得ることも簡単ではない。でも失うのは一瞬だから。一人一人の行動、言動、意外とみんな見ている。選手もスタッフも同様です。だからといって常に高いモチベーションで部活をし続けることは、理想ではあるけど実際には難しいです。だから、しんどい時もやる気が出ない時も、自分なりに自分自信と、チームと。向き合うことを頑張ってみてほしいなって思います。
今年は、私自身もスタッフみんなも挑戦できる1年にしたいです。でも現実は、毎日考えないといけないことが多くて悩みも多いです。その度に私もまだまだだなって感じます。彩乃さんの足元にも及びません(笑)
今までにないくらい少ない人数になりましたが、私たちならやっていけそう!と思えるのは紛れもなく、ななみはるか偉大な後輩たちのおかげです!ほんまに頑張り屋さんで頼もしい後輩たちです。いつもありがとう〜!
人数が少ないからできない、とは言わせませんし、思わせません。
何事もやってみないとわからないし、やる前からネガティブになっていた過去の私とはもうサヨナラします!だから、こんな私ですが、着いてきてもらえると嬉しいです!!
何を書こうかたくさん迷いましたが、今回は、私の考えるスタッフについて書かせていただきました。意外とスタッフのことって、選手もそうだしスタッフ同士も知らないことがたくさんあるよなぁって思ったからです。
勝負に勝つためには、相手を知ることももちろん大切ですが、まずは自分たちを知らないといけないなって思うので。おこがましいと思いますが、このブログを読んでくださった誰かが、チームと、自分自身と、ラクロスと向き合うきっかけになればいいなと思います。
ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございました!私自身もチームに彩りを加えられる存在になれたらいいなと思います。
引き続き、応援よろしくお願いいたします!
2025年度 スタッフリーダー 江﨑彩加