練習サボって、一緒に遊びに行き、半年干された陸人からブログを回されましたフットボールこと田中海渡です。
まず初めに、OBOG、保護者、並びにラクロス関係者の皆様、日頃より京都産業大学体育会男子ラクロス部 VIGOROUS を応援していただき誠に有難うございます。
僕の想いや４年間について書きました。よかったら読んでください。
新歓祭で、１個上の先輩であり、幼稚園からの付き合いである想楽に「お前ならオフェンスもディフェンスもいける」と言われ、ラクロスを始めました。高校野球で燃え尽きたと思っていた部活動を大学でも続けた自分には今でも驚いています。
そんな感じで始めたラクロスは、最初の頃はとても楽しかったです。防具代を全額出してもらうという条件で始めたゴーリーもこの頃は楽しかったです。サマーやウィンターも全試合フル出場でき、試合で結構セーブできるし、自分が上手いんじゃないか、そんなことも思っていました。
しかしながら、２回生になり自分の下手くそさに気付かされました。先輩たちと合流し、練習でも、試合でも毎日のようにショットを決められて、先輩たちについていくので必死でした。
ゴーリーおもんない
気づけばそんな風に思うようになり、アフターも全くやらないようになり、ラクロスがあまり好きじゃなくなりました。
３回生になり、ベンチ入りすることができたものの当時４回生のケツ毛が圧倒的１番手であり、２番手の自分にはあまり出場機会がありませんでした。そんな時、ゴーリーコーチだったデカさんから「お前はケツ毛にはなられへん、おんなじタイプのゴーリーは２枚もいらない」と言われました。
それまで運動神経抜群で、なんでもできるユーティリティプレイヤーのケツ毛の背中ばかり見ていた自分は、この言葉で何か１つ武器のある選手になろうと思いました。それからは、 セーブ力だけは負けないように毎日シャドーしたり、真面目に練習に取り組みました。
そしてリーグ戦では、少しばかりの出場機会の中で確かなセーブ力を発揮できたのではないかと思います。
さらに、勝てば入れ替え戦出場が決まるリーグ最終戦、途中で負傷したケツ毛に変わってゴールを最後まで守り切ることもできました。
入れ替え戦では、出場時間２秒という悔しい結果にはなったものの、３回生のシーズンはゴーリーとして一番成長できたシーズンでした。
４回生、１部昇格を目標に挑んだラストシーズン
春先ではチームは着実に勝ち星を重ねて、個人としても全試合先発、安定した成績を残すことができていました。
しかし、リーグ戦開幕から２戦連続で勝ち星なし、リーグ戦は甘くはありませんでした。
それでも、次の試合こそ勝つ、まだ入れ替え戦にいける。
チームは前向きでした。
リーグ最終戦３戦目の近大戦
この試合には勝たなければいけない、そんな中、たった１球で、僕のラストシーズンは崩れました。
相手のショットが指に当たり、全く右手に力が入らなくなりました。そのまま、立て続けに失点、２Q 途中で後輩にゴールを託し、ベンチに下がりました。試合は引き分けで終了。
その日、病院で医者に言われたのは、右親指中手骨骨折
全治２ヶ月
一瞬で気持ちが抜けてしまいました。
急に何にも考えたくなくなりました。
実質上の引退勧告。
その後、チームは諦めずに前を向いているのに、僕自身は、グラウンドでプレーすることが出来ず、同期や後輩たちと同じ熱量で練習に参加することができず、毎日練習後にパチンコ屋で現実逃避をしていました。
それでも毎朝家まで迎えに来てバイクで送ってくれる同期
「入れ替え戦に向けて準備や」と言ってくれるコーチ
「いつ復帰なん？」「いつ復帰するんですか？」と聞いてくれる同期や後輩
心配して「ふっちゃん大丈夫か？」と電話をかけてきてくれる先輩
みんなから心配や前向きな言葉を聞くたびに、このままではいけない、早く復帰して試合に出たいと、そう思うようになりました。
リーグ戦最終戦
この試合に勝てば、２部残留
そんな試合のゴール前に僕は立っていました。
骨折してから１ヶ月半、復帰して数日の僕を信じてくれたみんなと最後の試合に出場することが出来ました。試合も無事勝つことができ、ラクロスを引退しました。
もちろん入れ替え戦に行くことができず、１部昇格できなかったことは悔しいです。ですが、最高の同期と後輩とともにプレーできたラストシーズンは４年間で一番濃く、最高のシーズンでした。
同期へ
入部当初は多かった部員も、今では 12 人になってしまったけれど、部活でもプライベート
でも仲が良く最高の同期になれたと思います。社会人になってもみんなで集まりましょう。
後輩へ
後輩に何か残せるほど、僕は立派な先輩でもラクロッサーでもありません。でも、一つだ
け伝えたいのは、「自分の武器を見つける」ことです。他の人の評価は関係なく、自分だけ
が武器だと思えたらそれだけでいいと思います。それが自ずと自信に変わり、結果に繋が
ると思います。
じゅにあ
俺よりポテンシャルあるねんから、真面目に練習しろよ。
エアケイ
あんまり褒めたことないし、厳しいことしか言ってきてないけど、真面目に練習できるん
やから、きっと上手くなるよ。
家族へ
部活だけでなく、全てにおいて感謝しています。
大学生活では、特に迷惑をかけてしまいました。
これからの人生は恩を返していけるように生きます。ありがとう。４年間なんやかんやラクロス楽しかったです。
ありがとうございました。
次は一人になってもスタッフとして最後までチームを支えてくれたえざです。
