『バレてたよね!』
トレーナーコーチ 大西 城太郎
今年度からトレーナーコーチとしてチームに関わらせて頂いております大西城太郎です。
今年は自分にとって大きな決断の年となりました。
長年、関わってきた母校から同じリーグに所属する別のチームへの移籍、これは自分でも思ってもいなかった決断でした。
シーズン途中からの合流で、見知らぬおっさんが突然現れて選手もスタッフも扱いにくいかったと思います。笑
自分自身も前チームとの雰囲気や意識の違いに戸惑う場面もありました。
練習後にキャプテンから求められるコメント。
まだチームのこととか全然、わからんおっさんが急に偉そうにアドバイスとかしていいもんなんか?と遠慮気味に話していました。
が、ある日、キャプテンに今までうす〜いことしか言ってくれてなかったのに今日の一言は心に響きました的なことを言われ、あーっ、今までのことバレてたんやと気づかされました。
今までの私は思っていることがあっても相手に気を遣ってなかなか言えない、言わずに過ごしてきたことが多かったです。それがよい場合もありますが、この場面では言った方がよい場面でも波風を立てるのはよくない、せっかく今まで作り上げてきたものをひっくり返すのはよくないなど自分の中で言わない理由を探して行動していたように思います。
何も言わない=コミュニケーションがない→何を考えているのかわからない→話す話題が見つからない→会話がなくなるという負のスパイラルを発生させてしまいます。
人はさまざま価値観や考え方を持っています。
その人たちがチームを作り、目標達成に向けて活動するのが部活です。
様々な考え方の人がいる中、同じ方向に向かって足並みを揃えるのは大変だと思います。ただ、人は会話をすることが出来ます。会話を通じて意思疎通が出来ます。お互い思っていること感じていることを伝えることによってお互いの理解が深まります。お互いの理解の深まりは安心感や信頼感につながります。それが強いチーム、応援したくなるような雰囲気のチームをつくることになると考えます。
ここ数年、チームのこと、選手、スタッフのこと(プライベートを含めて)について圧倒的に話す機会が少なかったと反省させられる1年でもありました。
次年度はそこにフォーカスして活動に関わろうと感じた1年となりました。
こんな私を受け入れてくれてありがとうございました!笑
次年度もよろしくお願いします!
2024年度京都産業大学体育会男子ラクロス部 “Vigorous”
TRコーチ 大西 城太郎